お知らせ

2020年新年ごあいさつ

 明けましておめでとうございます。 昨年、時代は平成から令和に変わり、今日1日は令和で迎える初めての元旦です。しかも、今年は子(ね)年で十二支の一番最初です。また、東京オリンピック・パラリンピックも開催され、例年にも増して新たな時代を迎える期待が高まっています。

 ところで本来の干支(えと)は十干(じっかん)と十二支の組み合わせからなり、全部で60種類の十干十二支で表されます。この組み合わせでいくと、自分が生まれた年と同じ干支が再び訪れるのは、12年後ではなく60年後で、これが還暦です。

 十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」、十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」です。今年の十干は庚(かのえ)、十二支は子、つまり干支は庚子です。庚子は新しいことに挑戦するには良い年と言われています。

 さて、昨年の釧路、根室地域を振り返ると、酪農を中心とする農業は全般的に良かったのですが、水産業はサンマ、サケ・マスなどが低調で地域経済に大きな影を落としました。その一方で商業捕鯨が31年ぶりに再開され、また、マイワシの水揚げは好調に推移しました。

 スポーツ界では、アイスホッケーの「ひがし北海道クレインズ」が発足しました。“ひがし北海道、、は釧路、根室ばかりでなく十勝、オホーツク地域も含めた総称で、地域全体で盛り上げたいとの思いが込められています。

 そのクレインズは、逆境をはねのけ新たなチームづくりに挑戦しました。本社の今年度キャンペーンは“未来への挑戦、、です。地域を動かすのは一部の人たちではなく、地域に住んでいるすべての人たちです。その一人ひとりが主役であり、宝であり、資源です。同キャンペーンでは、さまざまな分野で果敢に挑戦する「人」にスポットを当て、同地域における未来の姿を探ります。

 さまざまな課題はあるものの“ひがし北海道、、には、「人」に加えて自然環境や食材をはじめ世界に誇れる“モノ・コト、、がたくさんあります。それを生かさない手はありません。そのためには常に挑戦し続けることが大切です。

 最後に、聖路加国際病院の院長を務め105歳で亡くなった日野原重明さんの言葉を紹介します。「人生とは未知の自分に挑戦すること」 今年も、より一層地域に根差した新聞づくりに取り組みます。ご愛顧のほど、よろしくお願いします。


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