白糠町

子供の甘え 受け止めて

 町教育委員会主催の「家庭教育カフェ」が町公民館で開かれ、漫画家でエッセイストの最上うみみさんが「子どものメッセージを受け止めて~壊れた家族から見つけたもの~」と題して講話した。親の子供への関わり方について理解を深めるとともに、学び合う機会の提供を目的に2018年から年1回開いており、今年度は12月19日に実施した。(水谷友路)

 最上さんは釧路市出身で同市在住。昨年、母親の育児放棄や自身の自殺未遂など自らの壮絶な半生を描いたコミックエッセー「壊れた家族で生きてきた」で漫画家デビューした。

 この日は育児中の母親ら7人が参加。講話は町介護健康課健康相談係の助産師、本郷恵さんとのトークセッション形式で行われ、本郷さんは「虐待や育児放棄に走った人は自分を否定し、追い込んでしまっている。産後の自分を肯定的に考えられない」と話した。

 最上さんは「母親が育児をしなければいけないという世間の目があり、変に責任を感じてしまう。父親や友人、行政などに頼ればもっと楽に子育てができるのでは」と語った。

 2人は町の子育て支援策についてや出産、育児などの苦労を話し合い、最上さんが「子育てで一番大切なのは、子供の甘えを受け止めること。そうすれば、その子の自尊心や安心感の向上や信頼関係につながる」とまとめた。

 照井千里さん(34)は「困ったときは周囲のサポートを大切に、1人で悩まずに子育てしたい」と話していた。

[写真/講話する最上さん(左)と本郷さん ]


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