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剣道、弓道上達願い込め 連盟2年ぶり初稽古、初射会
釧路市鶴ケ岱武道館を活動拠点とする全釧路剣道連盟(藤原節男会長)と、釧路地方弓道連盟(橋本勢津子会長)が9日、同武道館で新春の初稽古・初射会をそれぞれ行った。両団体とも昨季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施を見送っており、2年ぶりの恒例行事を晴れやかな思いを胸に迎えた。(山本雅之)
全釧路剣道連盟の初稽古・鏡開きには、市内の小中学生、高校生から社会人まで40人が臨んだほか、初めて竹刀を握る初心者も参加した。素振りから始まり、基本を確認する「回り稽古」、対戦形式の「地稽古」まで約1時間半、汗を流した。例年、鏡開き後、雑煮の会食を行っているが、今回は感染予防対策のため紅白もちを配布した。藤原会長は「今年8月には、釧路で初めて全国中学校大会が開かれる。コロナ禍の動向を注視しながら、しっかり準備を進めていく」と話した。
釧路地方弓道連盟の初射会には、中学生から社会人まで20人が参加。弓道の上達を願って、一矢集中、狙いを定めて的を射貫いた。弓道着のほか、正月らしく華やかな着物姿で弓を引く姿もあった。競技は10射で争い、四段以上の部は長手亜希子さん、三段以下の部は杉中大輝さんがそれぞれ制した。橋本会長は愛好家が年始に集ったことを喜んだ上で「『オミクロン株』の感染拡大が懸念されるが、自分たちにできる感染予防対策を講じて、活動を続けていきたい」と話した。
初射会の結果は次の通り。
▽四段以上の部 ①長手亜希子8中②齋藤一美7中③中嶋正彦7中
▽三段以下の部 ①杉中大輝6中②高木一成6中③小川卓也6中
[写真/掛け声と共に元気に竹刀を振るう初稽古・鏡開き ]
[写真/初射会で着物姿で弓を引く参加者 ]
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