飲食標茶町
標茶ミルクビール即日完売 春にも再販
【標茶】標茶町農協は11日、地場産脱脂粉乳を加えた発泡酒「標茶ミルクビール」を発売した。基幹産業の酪農をイメージした地場産品を開発しようと、昨年夏に町内のビール好きで結成された「標茶クラフトビールプロジェクト」(伊藤朋子代表)が考案し、クラフトビール醸造所の澄川麦酒(札幌市)が醸造を担当。予想以上の人気で、瓶ビールは即日完売したため、春にも再販売する。(戸田英吾)
ホップの苦みが特徴のIPA、黒ビール・スタウトの2種類を製造。脱脂粉乳を加えたため、ともに通常のものより飲みやすいという。
標茶高校の生徒から商品名を募集し、ミルキーな味わいのIPAは「小麦肌のあの子からの誘惑」、カフェ・ラテのような飲み口のスタウトは「らてなさけ 今日の私は白黒コーデ」と名付けた。この日330㍉㍑入り(820円)を合わせて380本販売したが、昼ごろには完売した。
アルコール度数は5・5度で、醸造を担当した澄川麦酒の畠山雅之さんは「脱脂粉乳を溶かすのに苦労したが、酪農が盛んな標茶らしいミルキーな味に仕上がった。標茶を知るきっかけになれば」と期待を込める。同農協の岩佐克広営農部長は「まさか1日で売り切れるとは。今後は増産し、飲食店でも提供したい」と話している。10㍑入りたる(1万5000円)は販売中で、問い合わせは同農協015(485)2125へ。
[写真/標茶産脱脂粉乳入り発泡酒を手にする伊藤代表(左)と標茶農協の岩佐営農部長。大人気で完売したため、春にも再販売する ]
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