地域活動釧路市

酪農川柳、個性豊か 釧路のベコットがコンテスト作品展

 釧路市内の女性酪農家グループ「Becotto(ベコット)」(籔内直美代表)が企画した、川柳コンテストの作品展が山花温泉リフレで開かれており、個性豊かな作品が来場者の目を楽しませている。

 同コンテストは、新型コロナウイルスの影響で消費が落ち込む牛乳や乳製品について関心を持ってもらおうと企画。「酪農あるある」「牛乳あるある」をテーマに、インターネット交流サイト「フェイスブック」やメールなどで募集したところ、道内外の74人から192作品が寄せられた。

 最優秀賞に当たるBecotto賞を受賞したのは、秋田県の酪農家の作品「蹴らないで哺乳したじゃん3年前」。心を込めて育ててきた小牛から、搾乳中などに蹴られた様子を表したもので、籔内さんは「わが子に蹴られたような悲しみに共感でき、満場一致で受賞が決まった」と話していた。

 会場には寄せられた作品が全て展示されており、酪農家だからこそ分かる「人気者私の手には金ブラシ」や、「母得意乳搾りより父絞り」などのクスッと笑えるユニークな作品も数多くある。

 籔内代表は「こんなにたくさんの応募があったことに加え、応援メッセージもたくさんいただき本当にうれしかった」と感謝。「思わずほほ笑んだりうなずいたりする作品ばかり。ぜひ足を運んで心温まる気持ちになってほしい」と来場を呼び掛けている。展示は31日まで。(須貝喜治)

[写真/作品の前で来場を呼び掛ける籔内代表(右)と金子睦副代表 ]


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