根室市落石地区を中心に根室市内の自然や景観、動植物を撮影した写真３０枚を展示した「わたしの好きな根室展」が釧路空港３階で開かれている。主催は根室半島沖合のユルリ島と落石地区の情報発信や環境保全を行う「根室落石地区と幻の島ユルリを考える会」（田嶋靖照会長）で、作品は全て会員によるもの。同空港での展示は今回が初めて。

　会場には、対岸からユルリ島を撮影し、島内の灯台と海霧が幻想的な雰囲気を表す「幻の島」や、鉄道の撮影ポイントとして有名な落石三里浜から花咲線の列車を撮影した「花咲線二重連」などＡ３ノビサイズの写真を掲示している。

　同会は２０１８年設立で会員は１１０人。昨年はコロナ禍で中止したが、写真展は１９、２０年に根室市内で行っている。今回は、空港利用客に根室の素晴らしさをアピールするとともに、新たに作成した「ユルリ島ウェブサイト」の周知を目的に開いた。

　田嶋会長は「普段見ることのできない光景や動植物の写真を通じて、根室の素晴らしさを知ってもらえたら」と話している。写真展は２６日まで。問い合わせは田嶋会長０９０（１６０１）９５４９へ。（嶋守善一）

[写真／展示作業を行う田嶋会長ら考える会のメンバー ]

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