地域活動釧路市

自慢の料理や名所紹介、在住外国人と市民ら交流

 釧路国際交流の会(横山博子会長)主催の学習会「在住外国人の母国を知ろう!」が6日、釧路市観光国際交流センターで開かれた。釧路に数年滞在し、3月に帰国する米国オハイオ州出身で、ALTとして活躍したシャイアン・マックィーンさんと、インドネシア出身の留学生で釧路高

 専5年のライモン・ウィジャヤさんが、それぞれの母国について日本語で伝えた。

 昨年始まったこの学習会は、釧路を離れる外国人の母国を、釧路市民に伝える機会をつくることが目的に今回で3回目。コロナ禍を考慮して定員30人とし、会員はじめ一般市民、関係者らが参加した。

 はじめに登場したマックィーンさんはパワーポイントを使いながら、出身地のオハイオ州および故郷のクリーブランド市について説明。五大湖に面した人口38万人の故郷は、冬は寒く大雪が降り、涼しい春と夏はビーチでバーベキュー、秋は美しい紅葉が自慢。市内の名所や自慢の料理、さらに同市出身の有名人としてNBAのレブロン・ジェームズなどを紹介した。質疑応答では「日本語上手になったね」の質問に「みんなと友達になりたいから一生懸命学んだ」と答えた。

 続いてウィジャヤさんは、釧路高専3年の後輩イマム・カイリ・ルビスさんを連れて登場。人口2億7000万人で34州もあるインドネシアについて、1400の民族が仲良く暮らす平和の国だと強調。種類が豊富なランの花、果実ドリアン、6大宗教、伝統衣装などの写真を見せながら解説。辛さを好む民族の特徴や名所なども紹介した。「暑さはどのくらい」の質問に「赤道直下で28~37度が年間気温。でも湿度が低いので大丈夫」と答えていた。

 西村貞広副会長は「釧路で暮らしたネーティブの外国人との交流を楽しんでもらえたようで良かった」と話していた。(石川直樹)

[写真/間もなく釧路を離れ帰国するマックィーンさん(右)とウィジャヤさん(中央)、あと2年釧路で学ぶカイリ・ルビスさん ]


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