文化・芸術地域活動釧路市

5団体に活動助成金 釧根郷土芸能振興基金

 釧根地域の郷土芸能文化の振興と普及を支援している釧根郷土芸能振興基金(石田博司理事長)は19日、釧路センチュリーキャッスルホテルで5団体に活動助成金を贈呈した。

 同団体は1992年の設立以来、毎年活動資金を贈呈している。30回の節目となった今年度は、保存伝承活動助成団体として珸瑤瑁(ごようまい)獅子神楽保存会(根室市)、本別酪農太鼓保存会(別海町)、風蓮湖上太鼓保存会(同)、ねむろ太鼓保存会(根室市)にそれぞれ15万円、発表等参加団体として北海道くしろ蝦夷太鼓保存会(釧路市)に50万円を助成した。

 贈呈式では、石田理事長が「新型コロナウイルス感染症が終息した暁には、心の中の情熱をかき立て、数段レベルアップした芸能活動を展開していただきたい」とあいさつ。来賓の鈴木宗男参院議員と蝦名大也市長が祝辞を寄せた。

 助成団体を代表してねむろ太鼓保存会の高嶋豊昭会長は謝辞で、コロナ禍で活動が制限される中、ステージを催していこうとメンバー間で話し合ったとし「小さくてもいいから、1年間の活動の成果を発表しようと計画している。この助成金を使わせていただく」と述べ、今後の活動に意欲を示した。(嶋守善一)

[写真/石田理事長(右)から活動助成通知書と助成金の贈呈を受ける助成団体の代表 ]


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