イベント釧路市
釧新花火大会 今年の見どころ㊤道内最長ナイヤガラ
色彩豊かな大輪の花々が夜空に咲き、釧路の短い夏に終わりを告げる。60年以上もの長きにわたり、市民から親しまれてきた「第62回釧新花火大会」が16日午後7時から、新釧路川鳥取橋上手緑地公園を会場に行われる。新型コロナウイルスの影響で2年連続中止していたが、釧路市制100年の節目を迎えた今年、3年ぶりに復活する。7部構成のプログラムを2回に分けて紹介する。(水谷友路)
第1部は「北海道最長の巨大ナイヤガラ瀑布」。2018年に全道最長に延長、翌19年も好評を博したナイヤガラ花火が再登場する。新釧路川の鳥取橋から鶴見橋にかけての約1㌔を一直線に結ぶ、幻想的で巨大な滝が出現。ワイドスターマインも打ち上がり、開始早々圧巻の光景が目前に広がる。
第2部の「新釧路川花絵巻」は文字通り「花」がテーマで、演目が4本に分かれる。最初の「花ごよみ」では、赤、青、緑、5色混合などさまざまなカラーの花火が2カ所から上がる。「一夜牡丹」はいわゆる「牡丹星」といわれる紅色や青などの丸形の花火が1カ所から上がる。
「花姉妹」はパステルピンクなど淡い色の花火が、姉妹のように2カ所同時に打ち上がる。シンプルな丸形から変わった形のものもある。2部のラスト「花の宮殿」は3カ所からのワイドスターマイン。黄金など、宮殿をほうふつさせるきらびやかな花火が次々と開く。
第3部は恒例企画の「花火で釧路を盛り上げ隊」。地元人気デュオ「ヒートボイス」が「トーカリップ」を歌うと同時に、マリモをかたどった緑の花火で「阿寒湖のマリモ」の世界遺産登録への気運を高める。
第4部「光のシンフォニー」は、チョウや万華鏡など、変わった形の花火が登場する「煌めきの星たち」、赤や緑に点滅する花火が輝く「天空のシャンデリア」、ヒマワリを模した花火などが3カ所から上がる「光と星のバラード」、虹色のワイドスターマイン「虹のファンタジー」の4本構成となっている。
[写真/開幕を飾る全道最長のナイヤガラ花火(2019年) ]
[写真/ヒートボイスと花火の共演(2019年) ]
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