テツ男社長のたわごと
白糠線廃止40年
釧路市の西隣、白糠町内を走っていた白糠線が廃止されて40年が経過しました。町内の郵便局と釧路市立博物館は共同で40年を記念する消印を作製しました。押印期間は2024年10月22日までで、沿線にある郵便局と簡易郵便局の4局で、スタンプラリーも実施しています。
白糠線は石炭輸送と根室本線のバイパス路線として地北線本別駅と結ぶ目的で開業しました。しかし、炭鉱が閉山(1970年)するなど地域の過疎化が進み短命で終わりました。白糠線の思い出の写真をご紹介します。
上茶路~北進の開業を祝う横断幕を付けた列車(1972年9月8日 白糠駅)
【白糠線】
・歴史
1964年10月7日 白糠~上茶路 25.2㌔開業
1972年9月8日 上茶路~北進 7.9㌔開業
1978年10月1日 貨物営業廃止
1983年10月23日 廃止・バス転換
・駅
上白糠 白糠川の上流にあったため名づけられました。
茶 路 アイヌ語の「チャロ」(川の入口)からでたもので、茶路川の入口にあったので名づけられました。
縫 別 アイヌ語の「ニウンペッ」(木のある川)からでたもので、「縫別」に転がりました。
上茶路 茶路川の上流にあったので名づけられました。(2022年5月撮影の上茶路駅跡 ※ヒグマにはご注意ください。単独行動はしない方が・・・)
下北進 北進の下手にあるので名づけられました。
北 進 現在の二股地域にありましたが、今後も北に進み開拓と発展を期待して「北進」と名付けられました
上白糠と茶路の間にあった共栄仮乗降場
◆駅名の起源は「北海道の駅878ものがたり~駅名のルーツ探求」(2004年 富士コンテム・著者 太田幸夫氏)を参照しています。
【思い出の写真】
北進開業のセレモニーに集まった人たち(1972年9月8日)
最終日は増結で列車が運行(1983年10月22日 上白糠駅付近)
周囲に何もない北進駅で発車を待つキハ22(1981年5月)
北進駅の北にあった車止め。ここから先に進むことはありませんでした(1981年5月)
白糠線廃止のあとは町営バスにバトンタッチ(1983年10月 試運転)
※次回は12月4日ころ更新します。
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