テツ男社長のたわごと
今年の鉄(てつ)活動その1
今年も残すところ1カ月を切りました。そこで今回と次回は、2023年の鉄活動を振り返ります。人の思い出話はつまらないでしょうが、お付き合いください。12月16、17日に札幌市内で開かれます「鉄道文化博覧会」のご案内も掲載しました。
5月に訪問した美濃赤坂駅
【ゆいレール(沖縄都市モノレール)とD51】
2月上旬、会合に出席するため沖縄県那覇市へ行ってきました。沖縄本島には戦前、県営鉄道が運行していましたが、戦争により大きな被害を受けて運行を停止、そのまま廃線になりました。2003年に「ゆいレール」の那覇空港~首里が開業し、その後首里から、てだこ浦西まで延長しました。2両編成のかわいいモノレールですが、なにせ地上から高く、眺めもよかったです。すっかり県民や観光客の足として定着したようで、今夏から3両編成も登場しています。
進路を変えて、てだこ浦西へ向かうゆいレール(那覇空港)
那覇市与儀公園に蒸気機関車(SL)D51-222が保存されています。もちろん本島で過去にD51は走っていません。本土復帰と鉄道開業100周年を記念して国鉄門司鉄道管理局のみなさんが、沖縄の子供たちを門司へ手弁当で招待しました。その後沖縄へ戻った子供たちが「SLがほしい」と願いました。そこで門鉄のみなさんが運動をして九州総局を動かし、実現しました。南国で見るD51は雰囲気が少し違ってみえました。
与儀公園に保存されているD51-222
【海明け物語号とキハ283系】
3月下旬に網走へ行ってきました。目的はキハ40を使った「海明け物語号」の体験と特急大雪、オホーツクに投入されたキハ283系に乗ることでした。流氷物語号は毎年2月を中心に網走~知床斜里を2往復していますが、流氷の立ち去った後の釧網本線を利用した観光を考えようと企画されました。春のオホーツク海もきれいで、車内ガイドやおもてなしもたいへんよかったです。
側線で待機するキハ40「海明け物語号」の横をキハ40普通列車が到着(網走)
「海明け物語号」に乗車する前、キハ283系大雪2号で女満別まで乗車しました。一年お休みをしての再登場。3両編成ながら網走で見た283系に思わず「お帰りなさい」。
網走で発車を待つキハ283系大雪2号
【美濃赤坂線】
5月中旬、大阪で会合がありましたので、東京から大阪へ向かう途中に美濃赤坂線を訪れました。同線は東海道本線の支線で、大垣から北へ向かい約5キロの美濃赤坂をめざします。車両は313系でワンマンでした。
美濃赤坂で発車を待つ大垣行313系電車
美濃赤坂はとても広い構内です。西濃鉄道という貨物線が美濃赤坂から市橋まで伸びていて主に石灰石を運んでいます。
西濃鉄道のディーゼル機関車(美濃赤坂)
【ラベンダー編成】
7月上旬に札幌で会合がありましたので、根室本線の新得から東鹿越まで代行バス、続いてキハ40の普通列車で富良野へ、そして旭川まで富良野線に乗車しました。富良野線では上富良野で途中下車し、再び旭川行に乗車したのですが、その列車が261系ラベンダー編成の快速でした。ちょうどラベンダーの季節で、上富良野のホームにもラベンダーが咲いていました。
ラベンダー編成による富良野線臨時快速(上富良野)
【花咲線サイクルトレイン】
8月下旬に花咲線でサイクルトレインが運行されました。厚岸コースと浜中コースに分かれて東釧路から自転車を積み込みました。車両はH100の特別仕様車で、自転車を分解せずにそのまま車両に乗せることができます。天気にも恵まれ、サイクリストの方々は、思い思いにツーリングを楽しんでいました。私は車内ガイド役として乗車させていただきました。サイクルトレインは今の時代にあっています。もっと気軽にサイクルトレインを利用できることを期待します。
花咲線塗装のH100サイクルトレイン(茶内)
★お知らせ
12月16(土)、17(日)日に札幌市文化芸術交流センター(中央区北1条西1丁目さっぽろ創世スクエア)で「鉄道文化博覧会」が開催されます。北海道内の鉄道愛好家団体が出展したり、鉄道模型運転や鉄道えほん読み聞かせなど楽しい催しがいっぱいです。ぜひ会場へお越しください。
鉄道文化博覧会が12月16、17日に札幌で
※次回は12月18日ころ更新します。
釧路新聞電子版のご登録はコチラ!登録月は無料!!