釧路市

「プール熱」で警報発令 タオル共用でも感染、釧路保健所【釧路市】

 釧路保健所は25日、咽頭結膜熱(プール熱)警報を発令した。2024年第3週(15~21日)における定点医療機関当たりの患者報告数が3・29人となり、警報基準の3人を超えたため。釧路管内で警報が発令されたのは17年第18週(5月1日~7日)以来、約6年8カ月ぶり。

 咽頭結膜熱はアデノウイルスによる感染症で、プールを介してウイルスが結膜に侵入して感染し、集団発生することがあるため、プール熱とも言われる。発症すると頭痛や全身の倦(けん)怠(たい)感とともに目の痛みや目やにが3~5日続くなど、目の症状が片目ずつ現れる。

 全国では10月ごろから流行が始まり、全道でも患者報告数が増えていた。同保健所では「外出から帰った後やご飯を食べる前は必ず手洗いし、タオルやハンカチの共用も避けてほしい」と感染予防を呼び掛けている。(荒井純)


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