地域活動釧路市

見事なだらり帯完成 きもの学院が交礼会【釧路市】

 小林豊子きもの学院釧路事務局(佐藤由美子事務局副学院長)と同学院講師会釧路支部(木村加奈子支部長)は2日、新年交礼会をアクア・ベールくしろ(釧路市栄町8)で開いた。講師や生徒ら約40人が出席し、新年の飛躍を誓った。

 開会に先立つオープニングイベントでは、京舞(まい)妓(こ)の時代衣装の着装を披露。芸奴修行中の舞妓が背中にたらすだらり帯の着装は、男衆の腕力なしに付けられないと表現されるほどの技術が必要で、この日は名取教授2人が10分以上かけて見事なだらり帯を完成させ、会場を盛り上げた。

 この後、祝杯を挙げた参加者は会食やじゃんけんゲーム、抽選会など余興を楽しみながら親睦を深めた。閉会あいさつで佐藤事務局副学院長は「着物の文化を後世に残すべく、私たちはチャリティーバザールや道内の中学高校約100校で着物文化を残す継承活動を展開しています。巳(み)年の今年は初心に返って皆さんの協力を頂きながら、さらに前向きに活動を推進していきたい」と意欲を述べていた。(石川直樹)

[写真/京舞妓の時代衣装着装でだらり帯の着付けを披露]


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