地域活動標津町

いも団子作りに挑戦 外国人実習生と町職員ら交流【標津】

 【標津】町主催の「外国人技能実習生地域交流事業」が2日、町文化ホールで行われた。参加したベトナムなどからの実習生が町観光ガイド協会(井南進会長)の会員4人から指導を受けて「いも団子作り」に挑戦し、参加者同士や町職員らと親睦を深めた。

 同事業は町内で地域産業の担い手として活躍する外国人技能実習生、特定技能外国人が地域や実習生同士の交流を通し、働きやすい環境を整備しようと2022年度から実施している。

 この日はベトナム、インドネシア、フィリピン出身の10~40代の13人(男性10人、女性3人)が参加。用意された道内産のジャガイモ(男爵(だんしゃく)イモ7㌔)の皮をむいてゆでた後、マッシャーでつぶし、片栗粉を混ぜて手でこね、星形など好きな形で3個成形。フライパンで焼き上げた。調理後はガイド協会が用意したシイタケやダイコンなどが入った具だくさんの団子汁などと共に、参加者同士で会話を楽しみながらその味を堪能した。

 地元建設会社の上田組に勤務するベトナム出身のグエン・フー・タインさん(33)は「おいしかった。ベトナムではジャガイモを肉などと煮込んでスープにするので、このようにして食べるのは初めて。親しい仲間と話しながら調理もできて楽しかった」と笑顔を見せていた。 (嶋守善一)

[写真/出来上がったいも団子を味わう参加者]


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