教育・学校釧路市

理科や歴史 見聞深める 釧湖陵高生の研究成果発表【釧路市】

 釧路湖陵高校(塙浩伸校長)で1日、生徒たちが理科や歴史などさまざまな分野で課題研究や探究活動を進めてきたスーパーサイエンスハイスクールの成果発表会が開かれ、69項目の成果を披露した。教師や教育関係者らが見守る中、生徒同士がその発表内容を見聞きし、質問を加えながら発表されたテーマについて理解を深めていた。

 この日の発表会では、テーマ別に取り組んだ生徒たちが大きな模造紙に発表内容をポスター形式にまとめた資料を掲示し、7分間の持ち時間で説明。さらに3分間の質問タイムが設けられ、熱心な成果発表が行われた。

 「野菜がよく育つ肥料を見つけよう」という研究では、リン酸とカルシウムを含むベーキングパウダーを土に加えた成果を発表。歴史の分野では織田信長の天下統一で、本能寺の変がなかった場合に起こると思われる戦いを検証するなど、課題はさまざま。

 塙校長は「研究課題が多岐にわたっているので、エネルギーの分野や金融のことなどそれぞれの専門的な分野での研究では市内の企業の協力を得られたことは大きかった」と地元企業と連携して取り組んだことが大きな成果と指摘。さらに「生徒たちが研究成果を自分の言葉で発表できたことは今後に生かされていくだろう」と話していた。(伊東義晃)

[写真/自分たちが取り組んできた研究成果を発表する生徒たち]


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