文化・芸術地域活動白糠町
茶路小中学校で5年ぶり「初釜」【白糠】
【白糠】茶路振興会婦人部(中田フジ子部長)と茶路小中学校PTA(工藤宏昌会長)は同校で2日、新年最初のお茶会「初釜」を開いた。
同振興会の主催で毎年開いていたが、近年はコロナ禍で中断していた。高齢化もあり同団体単独では継続が難しくなったため、復活に当たり同校PTAが協力し、5年ぶりに開かれた。
この日は同振興会と同校PTAのメンバー、同校生徒合わせて約20人が参加した。講師は町教育委員会の学びの支援ボランティア「どさんこ」のメンバーで、18歳から茶道をたしなんでいる町内在住の新井田芳子さん(87)が務めた。
校内の茶室で開かれた茶会では、新井田さんがお茶をたてながら、菓子の食べ方や茶の飲み方、飲み終えた後に茶碗を回して鑑賞することなどを解説。参加者は作法を教わりながら、気品あふれる茶道の世界を体験した。
中田部長は「多くの人に参加してもらい、茶道を楽しんでもらえた」。工藤会長は「初めて茶道の世界に触れる機会になり、地域住民同士の交流もできた。来年以降も続けていきたい」と話していた。(橋本梓)
[写真/新井田さん(右)から作法を教わる参加者]
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