釧新杯・釧新旗バスケットボール釧路市

中標津が男女で優勝 釧新杯バスケU12【釧路市】

 【釧路町】バスケットボールの釧路新聞社杯争奪大会のU15の部が1日に町総合体育館、U12の部が2日に町立富原小学校で行われ、それぞれ準決勝と決勝を実施した。U12の部では男女とも中標津が優勝し、U15の部では男子は釧路町富原、女子は釧鳥取西が頂点に立った。(鈴木大聖)

 U12男子の部には14チームが出場。中標津は第1シードの優勝大本命として準々決勝から登場すると、芦野に74─38、準決勝の昭和にも60─28で快勝した。

 清明との決勝では、第1クオーターの開始わずか6秒で佐々木が得点するとゴールラッシュの幕が開け、このクオーター25得点をマーク。第2クオーターでも勢いを保ち、前半を41─14で終えた。試合の大勢を決めて以降も身長160㌢近い沖津や餌取を中心に両ゴール下を支配したほか、佐藤の切れ味抜群のドライブも光ってどんどん引き離していき、68─25で頂点に立った。

 U12女子の部も14チームが釧根一を争い、中標津は男子と同様第1シード。初戦となった準々決勝で連覇中の鶴野を61─23で退けると、準決勝の昭和戦では第1クオーターを無失点で切り抜けるなどして48─27で破った。

 決勝は釧路REALIZE・桜が丘と対戦。第1クオーターは終盤まで相手に得点を許さない堅守を発揮してわずか2失点のみに抑えると、第2クオーターでは森崎、前田、伊藤を中心に開始から12連続得点を奪取した。23点差を付けて迎えた後半も盤石の試合運びを展開し、58─29のダブルスコアで優勝を飾った。

前大会の雪辱果たす 中標津男子

 ○…高身長の選手を中心にリバウンドを相手に渡さず、波状攻撃や速攻で次々と得点を重ねていった男子の中標津。3試合で大量202得点を挙げ、前回大会で準優勝に泣いた悔しさを晴らした。
 スピード感あるドライブでゴール下まで切り込み、決勝で11得点をマークした佐藤拓己主将(中標津6年)は、開口一番に「優勝できてよかった」。今大会の制覇により、今年度の市内大会では負けなしとなり、「目標にしてきたこと。達成できる自信はあ
った」と満面の笑みを浮かべた。
 木村経悟コーチは「身体能力が高い子が多く、高さとスピードの両方が備わっていたが、ここまで強くなるとは」。指揮官が脱帽するほどの実力を発揮し、6年生は引退試合を有終の美で飾った。

[写真/U12男子の部を制した中標津]

隙見せず大差で連覇 中標津女子

 ○…堅守から流れを引き寄せ、今大会の3試合すべて前半で大差を付けた女子の中標津。終始試合を優位に進め、今季守り続けていた女王の座を死守した。
 佐藤知奈主将(中標津6年)は「練習でやってきたことを出し切ることができたから勝てた」と満足げ。引退試合を終えて主将としての1年間も振り返り「メンタルが弱く、最初の方は試合中にミスをしたら泣いてしまっていたが、みんなが声を掛けてくれたりと、仲間のみんなに助けられてばかりだった」と感謝。釧新杯では最後まで笑顔を絶やさなかった。
 阿部嗣主コーチは「パスをしっかり回して得点する『全員バスケット』ができていた。本当にうれしく思う」と教え子たちの成長に感心していた。

[写真/U12女子の部を制した中標津]

 【男子】

 ▽準決勝 

 中標津 60(16─8,17─12,19─0,8─8)28 昭和

 清明 54(9─2,14─5,15─6,16─5)18 青葉

 ▽決勝 

 中標津 68(25─6,16─8,15─6,12─5)25 清明

 【女子】

 ▽準決勝

 中標津 48(16─0,15─8,8─10,9─9)27 昭和

 釧路REALIZE・桜が丘 49(16─6,13─7,16─13,4─8)34 鳥取西

 ▽決勝

 中標津 58(11─2,20─6,13─7,14─14)29 釧路・桜が丘


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