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北洋銀初の省エネ店舗 根室支店が新築オープン【根室】
【根室】北洋銀行根室支店(武田清志支店長)の新店舗が3日、本町3の旧店舗横にオープンし、開店前には津山博恒頭取(55)らが参加したオープニングセレモニーが行われた。
津山頭取は「根室支店はわれわれが取り組む脱炭素への取り組みを具現化する建物」とした上で、「新店舗を建てるということは、これまで以上に根室の地でしっかり役立てるよう頑張るという意思表示」と力強く述べた。
セレモニーは、同銀行の顧客らでつくる根室はまなす会の岩﨑祥治会長ら3人と津山頭取、武田支店長の5人が、歯舞産ナガコンブの1等品の“コンブカット、、でオープンを記念した。午前9時の開店時には来店者400人に記念品の歯舞昆布しょうゆ(1㍑)が配られた。
新店舗は軽量鉄骨造り平屋建て、床面積約378平方㍍で、屋根に太陽光パネルを設置。断熱材や窓、外構のアスファルト舗装などに「環境商材」を活用したことで、国内にある北洋銀行の本・支店171店舗で初めての省エネルギー店舗になるという。
根室支店はエネルギー消費量を75%以上削減させた建築物を認証する「NearlyZEB(ニアリーゼブ)」を取得しており、実数値は消費量89%削減を達成している。
旧店舗は1964年に建てられた旧北海道拓殖銀行根室支店。たくぎん破綻後の98年に北洋銀行が引き継いでいた。駐車スペースは店舗前の7台、隣接地に14台。時期未定ながら、旧店舗撤去後はさらに22台分を確保できるという。現金自動預払機(ATM)3台、両替機1台を備えている。(山本繁寿)
[写真/津山頭取(左端)や岩崎会長(中央)らも出席した開店セレモニー(3日午前8時50分)]
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