教育・学校観光鶴居村標茶町
タンチョウの生態解説 標茶高生、観光客に自然ガイド実習
【鶴居、標茶】標茶高校(小森章史校長)の2年生16人と3年生9人が1月26日、鶴居村内の鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリと鶴見台で総合学科授業「自然ガイド」の実習に臨んだ。国内外の観光客に、これまで学んだことを生かしてタンチョウの生態などについて解説した。(水谷友路)
日本野鳥の会が運営する同サンクチュアリは、非常勤講師としてタンチョウをテーマに年5回の授業を毎年実施している。座学のほか、同村内の農家への聞き取りといった野外実習も行った。
この日は、各施設で午前と午後の2回ずつ実習を行った。鶴見台での午後の部では1班4人編成の3班がそれぞれ観光客に声を掛け、手作りの資料を見せながら「春に巣を作り、2つの卵を産む。つがいが交代で卵を温め、約1カ月後にひなが生まれる」とタンチョウの1年間の暮らしを紹介したり、タンチョウと人間の関わりの歴史などを解説した。
2年の高橋莉梨さんは「元々知らなかったことを授業で教わり、人に伝えるのは学びになる。観光客の方と少しずつお話しできるようになるのはうれしいし、楽しかった」と振り返った。
[写真/手作りの資料を手に、タンチョウと人間の関わりを説明する生徒(鶴見台)]
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