教育・学校別海町
「情熱感じた海外の酪農」 別海高生が視察研修報告会【別海】
【別海】別海高校(織井恒校長、生徒数234人)は1月29日、同校で2024年度海外視察研修報告会を開いた。この日は、研修に参加した生徒が日本の酪農との違いなど現地で学んだ研修成果について発表した。
同校酪農経営科と農業特別専攻科は町や農業関係機関の支援で毎年、海外での視察研修を行っている。報告会には生徒や教員、保護者、酪農後継者を育てる会の会員ら約30人が参加した。
報告会では、昨年11月のカナダ研修に参加した酪農経営科3年の影山航大さん(18)と山口峻平さん(18)が登壇。同国では吹き抜けで、牛が自由に歩き回れるスペースを備えたフリーストール牛舎が主流となっており、日本の牛舎と規模や構造が異なることを説明。「牛体の大きさや育成過程での牛床、敷料の違いから酪農にかける情熱とこだわりを感じた」と発表した。 また、農業特別専攻科の学生2人も10~12月のニュージーランドでの研修成果を報告した。
影山さんは「緊張することなく自信を持って発表できた」、山口さんは「自分たちの経験をしっかりと伝えられた」とそれぞれ笑顔を見せた。発表を聞いた酪農経営科2年の木村滉起さん(17)は「来年、海外研修に行きたいと考えているので、今回の発表を参考にしたい」と話していた。 (嶋守善一)
[写真/カナダでの研修成果を発表する影山さん(右)と山口さん(別海高校提供)]
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