経済釧路市
北大通の未来、思い熱く 女性の会が初会合【釧路市】
「北大通をもっと楽しいところにしたい」「昔のようににぎやかにしたい」との思いを持った女性たちが、釧路市北大通3の「サロンド・イフ」に集まった。その数20人超え。北大通で商いをしている女性や北大通と関わりのある女性たちが、日頃から心に秘めていた思いや近い未来に実現したい希望を語り合った。そこでは女性ならではのしなやかな視点もあれば、女性経営者ならではのしたたかに商売を意識した言葉も交わされた。(伊東義晃)
1月31日に開かれた「北大通女性の会(仮称)」の初会合は、洋服や雑貨などを販売するサロンド・イフ経営の羽生幸子さんと、北大通5でブティックCRAIN(クレイン)を経営する大野あつ子さんの2人
が呼び掛け人となり、洋品店や化粧品店、喫茶店、リサイクルショップなどの女性経営者やスタッフ、北大通周辺で仕事をしている人などが集合。釧路市議の河合初恵さん、夏堀めぐみさん、藤井若菜さんの3人もオブザーバーとして出席した。
「大好きな北大通をもっと盛り上げたい」「学生時代にはよく通っていたけど今はお店もなくなってしまった」。さらに「買い物をして、いつも立ち寄る店でおしゃべりをするのが楽しみでした」など、誰もが北大通に思いを寄せる人ばかりだ。
そうした人たちから今後についての考えや夢も語られた。「楽しいイベントをやりましょう」「お店の軒先にベンチを置きましょう」「トイレを使える場所を増やしてほしい」「花壇に花を」「クリスマスに北大通を歩いてもらえるようにしたい」―。さまざまなアイデアが寄せられる一方で、道路を管理する行政とのやりとりで実現することが難しい課題も報告された。
そうした中で「釧路駅の高架が実現して商店街が再整備される日まで、私たちは待っていられない。今できること。私たちにも手の届きそうな未来や希望を語り合いたい。自分たちの商売につながることをしていきたい」と正直な本音が聞こえてきた。
その言葉に触発されるように「皆さんの意見を集約するIT技術を生かした掲示板を作りましょう。自分の意見を言い放しではなく、同じような意見をグループ化していく作業をやっていきましょう。皆さんは付箋に自分の意見を書いてくれればいいです。皆さんの意見をまとめていきます」との提案が上がった。
初会合の今回は前向きなパワーを感じられる語らいの場となり、まさに次につながる第一歩。今後の進展に目が離せない“女子会、、の一日となった。
[写真/北大通への思いを語り合った女性の会の初会合]
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