経済釧路市
釧根1月倒産1件、負債総額は3100万円 東京商工リサーチ【釧路市】
民間の調査会社、東京商工リサーチ釧路支店(福士佳宏支店長)は4日、1月の釧根地区企業倒産を集計した。倒産件数は1件(前年同月1件)で負債総額は3100万円(同3億2500万円)だった。一方、法的整理による企業倒産を集計する帝国データバンク釧路支店(高津戸淳支店長)の同月の釧根管内企業倒産集計は倒産件数が1件(同2件)で負債総額は3000万円(同5億1500万円)だった。
両支店では、「人手不足や人件費の上昇による企業の負担が増している。また、資材価格の高騰などコストアップが多い中、価格転嫁が思うように進んでいない企業が多い」と分析。さらに、「ゼロゼロ融資の返済負担のほかに金利上昇が加わり、さらなる重荷となる可能性がある」と分析。その上で、「今後もこの流れは加速するとみられ、企業倒産は増勢をたどる可能性は高い」と指摘している。(小西靖)
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