釧路工業高等専門学校（大塚友彦校長）の第５６回卒業証書授与式と第２０回専攻科修了証書授与式が１５日、同校体育館で行われた。１１６人が卒業、１７人が修了し、それぞれが新しい道へと歩み出した。

　大塚校長が、卒業生と修了生一人一人に証書を手渡した後に「皆さんは釧路高専でエンジニアとしての基礎を学び、社会に貢献できるソーシャルドクターとして新しいことを生み出すことができる人材だ。これからも努力を続け、人から信頼されるよう、さらに勉強してほしい」とそれぞれの前途を激励した。

　引き続き、祝辞と在校生からの送辞を受けて、卒業生を代表して創造工学科エレクトロニクスコース電気工学分野の松岡遼真さんが「この５年間は平坦な道ではなく、実験に追われ、コロナ禍に戸惑いともどかしさを感じたが、友人の支えと助け合いで多くのことを学んだ。自分がこれから何に挑戦するか、その輪郭が見えてきた。これから研さんし、成長します」と答辞を述べた。（伊東義晃）

[写真／大塚校長から卒業証書を受ける卒業生]

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