表彰水産・港湾・農業標茶町
千葉さん道産業貢献賞、久保田さん宇都宮賞【標茶】
【標茶】標茶町農協代表理事専務や北海道指導農業士協会会長を務める千葉澄子さんが2024年度北海道産業貢献賞(農業関係功労者)を、酪農企画シベチャの獣医師久保田学さんが第57回宇都宮賞(酪農指導の部)をそれぞれ受賞した。標茶の酪農を長年支えてきた2人は4日、町役場で佐藤吉彦町長に受賞を報告した。
千葉さんは町内の女性農業士たちが学びを深める「しべちゃ町農業女性カレッジ」の設立など、女性農業者の経営感覚や営農技術を磨く取り組みに尽力。道における女性農業者の経営や社会参画のけん引、北海道指導農業士協会の運営や担い手育成指導に多大な貢献をした。
久保田さんは1980年から41年間、釧路地区農業共済組合で臨床獣医師として家畜の予防衛生や診療、損害防止に従事。乳房炎対策の組織体制整備や感染リスクを下げる乳房炎コントロールの普及に努めた。退職後も獣医師や道家畜防疫員として家畜衛生の向上に汗を流している。
受賞報告で千葉さんは「受賞は牧場スタッフや家族のおかげ。情熱はまだあるので、頑張っていきたい」。久保田さんは「関係するみんなで一緒に頂いた賞と意識している。今年で古希を迎えるが、これからもいろいろなことに関わっていきたい」と話していた。(水谷友路)
[写真/佐藤町長と、表彰状を手に笑顔を見せる千葉さん、久保田さん(右から)=標茶町役場提供]
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