地域活動釧路市

地域の魅力を再発見 杉元内科医院「鶴の里物語」上映会【釧路市】

 昨年秋に制作、完成した鶴居村と釧路市の地方創生映画「鶴の里物語」の上映会が16日、杉元内科医院(釧路市中園町24、杉元重治院長)で開かれた。約80人が、地元の魅力が詰まった映画を鑑賞。地域の魅力を再発見した。

 鶴居村出身の幼なじみの5人が廃校になった母校を地元の企業と協力しながら校舎をビール醸造所として残そうと奮闘する物語。上映は、2部に分けて行われ、釧路信用金庫や福司酒造、夢工房などなじみのある風景や人を目にすると観客は「あっ」と笑みを浮かべながら映画を楽しんでいた。

 上映後、映画の制作に携わったオープニングアクトのバラン社長と認定こども園よしのの羽鳥美乃教諭、鶴間秀典市長、岡部義孝教育長を交えたフリートークを行った。バラン社長は「教材として活用し企業を知る、調べる学びになるとともに、雇用促進にもつながる」と期待。鶴間市長は「地元住民が参加して作り上げた映画。要請があれば学校で上映したい」、岡部教育長は「キャリア教育とふるさと教育を結び付けて進めていきたい。学校側と相談する」とそれぞれ語った。

 60代女性は「見慣れた風景などがあり親しみを持って楽しく鑑賞できた。子供らが地元企業を知るきっかけになり夢を持てる映画だ」と話した。

 上映を希望する小中高校、大学などは、問い合わせオープニングアクトの小川さん080(5575)4105へ。さらに、6月釧路イオンシネマで上映する予定。(長谷紅瑠美)

[写真/フリートークで映画制作のいきさつや舞台裏の話などを語る羽鳥教諭(右から2人目)]


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