作品展・展示会釧路市

SLの雄姿、笑顔並ぶ 釧路の池田さん写真展【釧路市】

 JR北海道の人気観光列車「SL冬の湿原号」が運行開始25周年を迎えたのに合わせ、同列車にスポットを当てた釧路市内在住のアマチュア写真家、池田明さん(72)の写真展「25周年銀世界走るSL冬の湿原号黒と白の世界」が24日まで、NHK釧路放送局ギャラリー(釧路市幣舞町3)で開かれている。

 雪原の白と蒸気機関車(SL)の黒を際立たせるため、あえてモノクロでプリントした半切サイズの写真33点を展示。写真は2003年から今年までに撮影したもので、四半世紀の歩みを振り返り、SLの雄姿と、列車が運んだ笑顔を捉えた作品を選んだ。

 会場には撮影スポットで待ち構える鉄道ファンの姿や、駅で記念写真を撮る観光客、整列して乗車を待つ幼児など、SLと人のドラマを切り取った作品が並ぶ。フィルム調のモノクロプリントならではの温かみをもって楽しげな様子を伝えている。池田さんは「25周年ということで趣向を凝らした。カラー写真とは異なる味わいを感じてほしい」と来場を呼び掛けている。

 入場無料。時間は午前10時~午後4時まで(最終日は同3時まで)。(橋本梓)

[写真/自信作を手に池田さん]


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