教育・学校地域活動釧路市
美原中で初の出張食堂 まなざしの和、豚汁やおにぎり提供【釧路市】
NPO法人まなざしの和(釧路市美原1)は、市立美原中学校PTA(島貫聡哉会長)の呼び掛けで15日、「第8回出張まなざし食堂」を同校で開いた。同校で地域食堂を開催するのはこれが初めて。
同法人は、生活支援の通所サービス「おたっしゃサービス」の担い手として、2019年に活動をスタート。活動の中で「身近な場所なら地域食堂に行きたい」との声を聞き、ボランティア仲間らの協力を得ながら、市内各地域で出張食堂を行ってきた。
学校での開催に当たっては、釧路公立大学ボランティア部、同校PTAのボランティアや生徒らが協力した。メニューの「豚汁」「おにぎり」「デザート」を参加費300円で提供。中学生以下は無料ということで、美原地区から多くの家族連れが訪れた。
訪れた人には生徒が作った「感謝メッセージカード」を配布。ロビーに設置した“メッセージツリー、、が、いっぱいのカードで埋まった。
学校地域食堂を企画したPTAの島貫会長は「中野昌史校長をはじめ、学校全体で受け入れてくださり感謝です。学校でやると子供たちがいっぱい来てくれるんですね」。中野校長は「多くの人に来てもらって、手伝った生徒らも教室では学べない素晴らしい体験ができたと思う」と話していた。(石川直樹)
[写真/「地域食堂!大成功」と喜ぶボランティアメンバー]
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