講演・講座・セミナー医療・福祉釧路町
慢性腎臓病テーマに市民講座【釧路町】
【釧路町】製薬メーカー主催で、釧路市医師会などが後援する市民公開講座「あなたの腎臓は大丈夫?」が15日、イオンシネマ釧路で開かれ、130人を超える来場者が、慢性腎臓病(CKD)について理解を深めた。(須貝喜治)
この日は、林田クリニックの林田賢聖医師、むつみ薬局光和店の大屋太郎薬剤師、釧路赤十字病院腎臓内科部長の加藤亜樹子医師が、CKDの概要や腎臓を守るための具体的な行動、腎臓病の薬などについて講演した。
このうち、林田医師は「成人の約5人に1人がCKDという統計があり、新たな国民病ともいわれている」と説明。さらに、釧路市は腎不全による死亡者が多いことをデータで説明しつつ、「喫煙」「肥満」「高血圧」「糖尿病」をCKDになりやすい人の特徴として挙げたほか、「蛋白尿のあるなしで大きく状況が変わる」と語った。
また、加藤医師は「あなたの腎臓は大丈夫?まもろう腎臓!」という演題で講話。「腎臓は沈黙の臓器ともいわれ、自覚症状が出た時にはかなり進行している。その前に手を打つのが大切」と指摘。早期発見のために、健康診断の受診の重要性を訴え「定期的に受け、再検査を進められたらきちんと受診してほしい」と力を込めた。
[写真/講演後、来場者の質問に答える林田医師(左)ら]
釧路新聞電子版のご登録はコチラ!登録月は無料!!