寄付・寄贈教育・学校根室市
座布団で温まって 高校生が製作、根室駅に寄贈【根室】
【根室】根室高校の2年生は13日、学校家庭クラブ活動の授業で作った座布団11枚をJR根室駅に寄贈した。座布団はさっそく同駅待合室の椅子に置かれ、利用者の体と心を温めている。
同クラブの活動は、家庭科で学習した知識や技術を生かし、学校内や地域の中にある課題の解決や生活の向上を目指して取り組むもの。担当教諭によると、同活動で生徒全員でクッション作りを行っていた際、早く出来上がった生徒が座布団作りを行い、この教諭の提案で根室駅に寄贈することになったという。
座布団はオレンジ色の生地を使ったものと、白地に赤いラインが入ったものの2種類で、NHS(根室ハイスクール)の刺しゅう入り。当日は生徒を代表して佐藤大綺君(17)が、JR根室駅の薄井冠一駅長に手渡した。
佐藤君は「自分が作ったものも入っており、特にボタンを糸で留めたりするのが大変だった。(待合室は)木の椅子なので座布団を使ってもらえたら」と話していた。(島津昌和)
[写真/佐藤君から薄井駅長に座布団が手渡された]
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