地域活動釧路市

牛堆肥頒布会を終了、「釧路八重桜まつり」継続 桜育ての親実行委員会【釧路市】

 市民団体「桜育ての親実行委員会」(濱木義雅会長)は15日、釧路市生涯学習センターで2025年度総会を開いた。同委員会が26年間続けてきた主要事業で、園芸愛好家から喜ばれてきた牛堆肥頒布会の終了を決めた。(石川直樹)

 牛堆肥頒布会終了の決定は、役員会で承認しこの日の総会で正式決定した。濱木会長は「袋詰めを委託している業者から、人件費と物価高騰の影響があり、これまでの数をこなすには大幅に費用がかかるとの連絡があった」と説明。加えて園芸やガーデニングを愛好する市民の高齢化で「年々利用者が減少していることもこの決定の一因になった」と述べた。

 一方、昨年目玉事業として行った釧路八重の価値をアピールする「釧路八重桜まつり」は、主管者として継続開催を決めた。日程は5月11~16日の6日間。下山泰史副会長をプロジェクト特別委員長として、さくらまつり実行委員会の主管団体として構成する団体と協力して実施する。内容は桜の下での結婚式、桜を学ぶ講座、キッチンカーやフェアなどにぎわいのあるイベントを計画している。

 濱木会長は「園芸愛好者と共に、われわれメンバーも高齢になった。堆肥事業は終了するが、新しい運営方法も模索していきたい」と話していた。

 今期は改選期で新年度役員は次の通り決まった。

 ▽会長 濱木義雅

 ▽副会長 吉田竹一、下山泰史

 ▽会計長 佐藤八重子

 ▽幹事 板宗利、北村豊、橋枝陽子

 ▽監査 伊藤妙子

[写真/総会に参加したメンバー]


釧路新聞電子版のご登録はコチラ!登録月は無料!!

関連記事