札幌市水産・港湾・農業
持続可能な農業政策を 全道農民集会【札幌】
【札幌】北海道農民連盟は17日、安心して営農できるよう食料安全保障の確保や再生産可能な直接支払い制度の導入などを求めて全道農民集会=写真=を開催。持続可能な農業政策の確立を求める決議を満場一致で採択した。
決議では①国内農業生産の増大を基本にした農政へ農業予算の拡充②持続可能な農業政策の確立③コスト割れを補てんする新たな直接支払制度などの構築─を掲げた。
集会では道内の米・水田、畑作・野菜、酪農・畜産といった各分野の道農民連盟などの代表が意見を表明。「米価が高騰しているが、このままでは米離れも懸念される。将来に展望を持てる農業に」「これまでに離農で多くの仲間を失った。支援ばかり求めているのではない。求めているのは足りない部分への支援だ」など切実な声をぶつけた。(武田博)
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