その他ニュース釧路市

ゲーム「文豪とアルケミスト」にイケメン啄木登場 釧路の本行寺資料館背景に あすからタイアップ展【釧路市】

 日本を代表する文豪たちがゲーム上で現代によみがえる「DMM GAMES」の「文豪とアルケミスト」で、歌人・石川啄木が釧路市弥生2の本行寺(菅原顯史住職)の啄木資料館を背景にして若々しく、〝イケメン〟姿で登場する。8月1日から12月29日まで本行寺で啄木の等身大パネルとのぼりを掲げて特別展を開催し、オリジナルスタンプ入りのご朱印も頒布する。

 石川啄木が1908(明治41)年3月3日に本行寺を訪れ、寺の子供たちとかるたを楽しんだ記録が残っていることから「歌留多寺」とも言われるようになり、山門には啄木が詠んだ「一輪の赤き薔薇の花を見て 火の息すなる 唇をこそ思へ」という一句を刻んだ歌碑が建てられている。
 さらに啄木との縁を後世にまで伝えるために設立された啄木資料館には、「百人一首」ならぬ啄木の作品を百首まとめた「一人百首」の取り札の原版も展示している。
 菅原住職は「今回は本行寺の本堂と旧納骨堂が国の有形文化財に登録されたことを記念したタイアップ企画として文豪とアルケミストに本行寺と石川啄木が登場することになりました。全国でもお寺とのタイアップは本行寺だけです」と語る。このゲームの中に登場する文豪たちは北原白秋、室生犀星、萩原朔太郎、太宰治、宮沢賢治など多数で、啄木は茶髪で斬新な浴衣姿で表現されている。
 菅原住職は「このゲームを楽しんだ人たちが全国から、世界からここ釧路にやって来ることもあるかもしれない。若い人たちがお寺に来るきっかけになってくれたらありがたいと思っています」と話している。
 同特別展は午前9時~午後4時30分まで。入場無料。記念のご朱印は寺務所にて1000円で頒布する。
 詳しくは本行寺0154(41)5329へ。 (伊東義晃)

[写真/文豪とアルケミストの資料を手にする菅原住職]


釧路新聞電子版のご登録はコチラ!登録月は無料!!

関連記事