教育・学校別海町
上春別中生が連覇 小学は野付優勝 町ビブリオバトル【別海町】
【別海】町教育委員会は28日、第7回「町ビブリオバトル」を町生涯学習センターみなくるで開いた。町内の小中学生がお薦めの一冊を持ち寄り、魅力をアピールし合った。
町の生きる力アッププロジェクト事業で進める、子供の読書活動推進の一環で実施している。今回は14小中学校が参加。2~3人一組となり、5分の制限時間でお薦めの本を紹介し合い、投票でチャンプ本を決めた。
このうち中学校部門では、上春別中の岸本諭良さん、土屋樟真さん、中野目紗知さん(いずれも2年)が紹介した「『この差』ってなんだ?」(曽根翔太著、三笠書房)がチャンプ本に輝いた。
同作品は、コスプレと仮装、妖怪と幽霊、ミルクティーとロイヤルミルクティーといった、違いを問われると答えに困ってしまう二つの「差」を解説する雑学本。3人は寸劇を交えて内容を紹介した上で「一つのテーマが1ページにまとめられており、読書が苦手な人も時間がない人でも読みやすい」と、手に取ることを勧めた。
同中学校が優勝するのは昨年に続いて2度目で、中野目さんは「時間内に収められるよう工夫した。全員そろって発表したのはきょうが初めてだったが、優勝できてうれしい。みんなに読んでもらいたい」と話していた。
小学校部門では、野付小の山本晃瑛さん、東狐あんさん、中島楓さん(いずれも6年)が発表した「かあちゃん取扱説明書」(いとうみく著、童心社)がチャンプ本に選ばれた。(橋本梓)
[写真/中学校部門で連覇した上春別中学校の生徒]
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