テツ男社長のたわごと
遠矢、釧路湿原、細岡、塘路
ひがし北海道の駅シリーズは釧網本線に入ります。釧網本線は、網走から東釧路まで166.2㌔です。釧網本線は大正末期より、網走と釧路から工事が進み1931年に全通しました。今回は、遠矢から塘路までの4駅を紹介します。
「やんちゃぼうず村」の開催に合わせて釧路町の岩保木踏切の近くに臨時駅が設けられたことも
【遠矢】
1927(昭和2)年9月15日開駅
アイヌ語の「ト・ヤ」(沼の岸)から。
駅の周辺(1997年4月29日付 釧路新聞)
住宅街の真ん中にある遠矢駅
夕日を浴びながら遠矢駅を出発して網走駅を目指すH100普通列車
【釧路湿原】
1988(昭和63)年7月23日開駅
開駅の年に国立公園に指定された釧路湿原から。
駅の周辺(1997年4月30日付 釧路新聞)
翼を広げたタンチョウをイメージした釧路湿原駅
釧路湿原駅を出発するH100網走行普通列車「しれとこ摩周」号
【細岡】
1927(昭和2)年9月15日開駅
付近一帯はアイヌ語で「タブコブ」(たんこぶ山)といわれたが、付近を流れる釧路川の左岸に「細い岡」が連なっていることから駅名にしました。なお、鉄道建設の監督が「細岡」という人で、その姓をとったという説もあります。
駅の周辺(1997年5月2日付 釧路新聞)
ログハウス風の細岡駅
細岡駅を出発するH100釧路行普通列車
【塘路】
1927(昭和2)年9月15日開駅
アイヌ語の「ト・オロ」(沼の所)からでたもの。
駅の周辺(1997年5月3日付 釧路新聞)
くしろ湿原ノロッコ号の起終点、塘路駅
塘路駅を出発するH100釧路行普通列車「しれとこ摩周」号
※おまけ
釧網本線に2日間だけ臨時駅が設けられました。1987年8月8、9日に釧路町岩保木で「釧路湿原谷地坊主(やんちゃぼうず)村」というイベントが開催されました。それに合わせて、会場近くの岩保木踏切(遠矢駅と細岡駅の間)周辺に臨時駅が設けられました。〝まぼろしの駅〟で当時の写真はありませんが、同年8月7日付の釧路新聞に臨時駅の時刻表が掲載されていました。
※次回は10月20日ころ更新します。
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