【元旦号第1部】新年ごあいさつ 賢者は歴史に学ぶ 未来を開く一年に
新年、あけましておめでとうございます。
今から100年前の1926年はどのような年だったのでしょうか。日本にとって大きな変化がありました。12月25日に大正天皇が崩御され、この日から元号が大正から昭和に移りました。それから89年までの長きにわたり昭和が続きました。
釧路、根室地域は1世紀前、活況な漁業に加えて、未開の土地が大変な苦労の中で切り開かれ農業の明かりがともり始めました。北方領土との往来も根室市を中心に盛んに行われ、また、釧路市は港を生かした三大産業が確立されました。
政府は今年、戦禍から立ち上がって不戦を誓い、高度成長を遂げた昭和を振り返ろうと、さまざまな施策を実行します。その目的は、昭和を発掘して次世代に伝えること。そして、昭和を学び未来につなげることです。
かくいう小職も60(昭和35)年生まれですから、戦後の復興から脱却して人口増加とともに地域が発展している姿を目の当たりにしていました。とても今のような人口減少の時代が到来することは、まったく想像できませんでした。
ドイツの政治家、ビスマルクが「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を残しています。自分の経験だけではなく、先人の経験を取り入れ、広い視野で物事を考えることが大事だということです。歴史に学び、それを今の時代に活用することは大切なことなのです。
さて弊社は今年、46(同21)年に前身の夕刊東北海道新聞を発行してから80年を迎えます。紙面を通して、また、事業を通じて釧路、根室地域の歴史も掘り起こしながら、地域の皆さんと一緒に、未来の青写真を描き、それに向かって挑戦できればと考えています。
最後になりますが、丙午の年は、「勢いとエネルギーに満ちて、活動的になる」と言われています。釧路、根室地域の勢いとエネルギーを北海道、日本、そして世界、さらに宇宙にも発信していきましょう。
2026年も釧路新聞をご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
釧路新聞社社長
星 匠