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釧路市、給付金受け付け開始 職員40人態勢、書類不備に注意を

 新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策として、国が国民1人当たりに10万円を給付する「特別定額給付金事業」の申請受け付けが18日、釧路市で始まり、市職員が40人態勢で書類のチェックなどに当たった。多くの書類に不備があり、市は今後提出する市民に向けて注意を促している。

 市は13日に申請書約9万4000世帯分を発送。市地域福祉課によると、18日までにほぼ半数となる約4万7000件の申請書が届き、同日に約3000件を処理した。

 受け付け作業は職員が封筒を開封し、1件ずつ申請書の記載内容や添付書類をチェックし、データを入力する。不備があった場合は申請者に連絡して内容を確認するが、同課は「書類の不備が思っていたよりも多い」と話す。

 多くの不備は添付資料に見受けられ、特に証明書のコピーで目立つ。顔写真付きの免許証などであれば問題ないが、保険証などの場合は2点の資料を提出する必要があるにも関わらず、添付がないケースが多いという。

 また、申請書自体にも記載もれなどが多い。中には電話番号の記載がないため連絡が取れず、再郵送せざるを得ないケースも。同課は「審査が完了し手続きが終了次第、順次送金する形になるが、不備があるとその分遅くなる可能性がある。慌てずに記入し、不明点があれば問い合わせてほしい」と話している。

 問い合わせは0120(500)457へ。(須貝喜治)

[写真/書類の審査に追われる職員 ]


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