テツ男社長のたわごと

鉄道と郵便

 今でこそ郵便物は、トラック輸送が主流です。ところが明治の鉄道開通時から郵便物は鉄道を使って運んでいました。例えば、国鉄時代に釧路と札幌との間で走っていた夜行急行「まりも」とか「狩勝」の札幌寄りに郵便車が連結されていました。
 郵袋と呼ばれる郵便物が入った袋が列車に積み込まれ、車内で方面別の仕分けを行います。さながらミニミニ郵便局が、線路の上を走っているようなものでした。

㊧郵便車を連結していた急行狩勝7号(1979年9月7日 大楽毛~新富士)㊨急行狩勝7、8号の車両編成。〒は郵便車(1979年6月 交通公社道内時刻表より)
㊧郵便車を連結していた急行狩勝7号(1979年9月7日 大楽毛~新富士)㊨急行狩勝7、8号の車両編成。〒は郵便車(1979年6月 交通公社道内時刻表より)

 国鉄の分割・民営化を機に、ほとんど鉄道で郵便は運ばなくなり、鉄道と郵便の距離が離れましたが、釧路、根室地域で再び〝連結〟しました。
 JR北海道釧路支社と日本郵便(株)釧路地区連絡会は、「釧路管内 駅&郵便局めぐり キャンペーン」を10月14日から始めました。
 同釧路支社内は今年、「釧路~白糠 開通120周年」「釧網本線 全通90周年」「花咲線 全通100周年」。一方、日本郵便(株)は「郵政創業150周年」という節目の年を迎えましたので、記念の合同キャンペーンを実施することにしました。

駅&郵便局めぐり記念台紙
駅&郵便局めぐり記念台紙

 まず対象の郵便局で記念台紙をもらいます。そこで63円以上の切手を購入して指定の場所に貼り、小型通信日付印(消印)を押してもらいます。切手の金額に工夫を凝らすとおもしろいです。例えば釧路~白糠は開通120周年なので釧路駅前、白糠、音別郵便局は120円切手にするとか・・・。さらに対象となる駅で、「北の大地の入場券」を買い求め、この台紙に貼ります。
 7駅、7郵便局の入場券と消印が入りましたら、対象の郵便局で応募券をもらってください。その応募券に必要事項を記入して63円切手を貼り投函すると、抽選で150名にオリジナル缶バッジが当たります。

対象となる郵便局で切手を購入して消印を押してもらい、駅で北の大地の入場券を購入してセットします(写真は釧路駅前郵便局の消印と釧路駅の北の大地の入場券。同郵便局では特別シート=右下=も)
対象となる郵便局で切手を購入して消印を押してもらい、駅で北の大地の入場券を購入してセットします(写真は釧路駅前郵便局の消印と釧路駅の北の大地の入場券。同郵便局では特別シート=右下=も)

 第1回応募期間は12月31日まで、第2回応募期間は2022年1月1日から3月11日までです。なお、各期間につき、応募は一人1回に限ります。問い合わせは、標茶郵便局内の事務局(電話015-485-2322 平日午前9時~午後5時)へどうぞ。
 ※対象の駅と郵便局は次の通りです。駅と郵便局の営業時間をご確認のうえ、利用してください。
 ①釧路駅 釧路駅前郵便局②白糠駅 白糠郵便局③音別駅(無人駅ですので白糠駅でお買い求めください) 音別郵便局④標茶駅 標茶郵便局⑤摩周駅 弟子屈郵便局⑥厚岸駅 厚岸郵便局⑦釧路湿原駅(無人駅ですので細岡ビジターズラウンジでお買い求めください) 遠矢郵便局


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