優しく豊かな地域に 未来のためSDGsも

 新年明けましておめでとうございます。 昨年も新型コロナウイルスに振り回された一年でしたが、感染対策と経済の両輪を回す工夫が機能し始め、少し明るい兆しが見えてきた年でした。しかし、収束はしていませんので、感染対策は続けましょう。

 今年の弊社の年間キャンペーンは「釧根SDGs(持続可能な開発目標)の未来」です。2015年9月、国連・持続可能な開発サミットで、30年までに世界が達成しなければいけない17の目標からなるSDGsが採択されました。今のままの経済、生活を続けると「地球はもたない」という危機感から生まれました。経済、社会、環境の調和を図りながら「誰一人取り残さない」社会の実現を世界規模で目指すものです。

 壮大なテーマですが、釧路、根室地域で私たちは何をどのように取り組めばよいのでしょうか?国内でSDGsに取り組んでいる企業や団体の活動を調べると、ちょっとした工夫、考え方を少し変えるだけで大きな成果を挙げています。

 そこで釧路、根室地域でSDGsに取り組んでいる自治体、企業、団体、個人を紹介し、そのヒントを探ります。また、弊社としても紙面ばかりでなく、できることから取り組んでいきます。

 さて、今年は旧釧路市が1922(大正11)年8月1日に市制を施行してから100年を迎えます。当時の釧路市は、水産、石炭、紙・パルプの三大産業が確立し始めた年でした。一世紀が経過し、現在は阿寒町と音別町と合併し、新たな道を歩んでいます。

 “ひがし北海道、、の拠点都市として、今後どのようなまちづくりを目指すのがよいのでしょうか。未来をつくるためには歴史を知らなければいけません。キャンペーンと並行して100年を振り返る企画にも取り組み、これからの釧路市を展望できればと考えています。

 昨年も釧路、根室地域の方々といろいろなお話をさせてもらいました。おしなべてその方たちの目は輝き、話しっぷりの熱量に圧倒されるとともに、ふるさとへの思いを感じました。

 元旦号には、釧路、根室地域の人たちがたくさん登場しています。地域を支えているのは“人、、であることを改めて実感しました。

 本年も、自然と人に優しく、心も含めて豊かなふるさとになるような新聞づくりを目指します。

 最後になりましたが、皆さま方のご健勝をお祈りしますとともに、今後一層ご愛顧のほどよろしくお願いします。


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