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消防職員が電気自動車救助の注意点学ぶ

 釧路市消防本部(石山巌消防長)は4日、電気自動車の災害発生時に備え「電気自動車災害対応」を同本部で開き、消防職員約90人が電気自動車の特徴などについて学んだ。同本部では初の取り組み。

 この日は、帯広日産自動車営業支援部サービス課の亀山秀勝課長が講師となり、電気自動車の取り扱い注意点や特徴などについてスライドを使って説明。亀山氏は「従来の車ではガソリンが漏れているなど視覚で危険を感じることもあったが、電気自動車の漏電などは、危険察知が難しくなることもある。車が水没した場合にも注意が必要で、陸に上げて電気を遮断するまでは絶対に触れないでほしい」などと紹介した。

 続いて、同社が販売している2種類の電気自動車を使い、機能の説明やリチウムイオンバッテリーの位置などを説明した。

 釧路中央消防署特別救助隊の菊池京亮さん(28)は「普通車やハイブリッド車との違いや災害時の注意点について、座学だけでなく実際の車両で説明を受け、とても分かりやすかった。今後の救助活動に生かしたい」と話していた。(森崎博史)

[写真/消防隊員らに電気自動車の内部を説明する亀山課長(右) ]


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