表彰標茶町
舘石さんが道の林野火災予防作品ポスター部門で最優秀賞
【標茶】道が募集した2021年度林野火災予防作品のポスター部門で、町立中茶安別小学校6年の舘石恋(れ)音(のん)さんが最優秀賞の知事賞を受賞した。燃えさかる炎に戸惑うエゾシカやウサギの姿を通し、山火事根絶を訴えた力作がポスターとして全道の啓発に一役買う。(戸田英吾)
毎年、火災で生活に必要な森林が失われているため、改めて森林の重要性や山火事の予防の必要性に理解を深めてもらおうと、林野火災予防をテーマに標語とポスター原画を小学生から募集し、最優秀の標語と原画を使ったポスターを作成している。
ポスター原画は357点の応募があり、同校では舘石さんのほかに、眞野海成さん(6年)、佐藤乃依さん(5年)、佐藤心統さん(3年)の3人が入選した。舘石さんの作品は「山火事注意」の文字と共に火の付いたたばこ、燃え上がる森林と火事をあぜんと見詰めるエゾシカとウサギを描き、山火事防止とともに自然保護も訴えかけている。
舘石さんは「受賞できてびっくり。夏休み中から考え、描いているうちにアイデアが湧き出てきた。自然が好きなので、このポスターが林野火災予防に役立つとうれしい」と喜んでいる。
[写真/舘石さんの作品と最優秀標語を使った啓発ポスター ]
[写真/賞状を手に舘石さん ]
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