テツ男社長のたわごと

春を感じるSL冬の湿原号

 釧網本線の釧路と標茶の間を走っていたSL冬の湿原号は3月21日に終了です。1月21日から週末を中心に運行していました。運転当初は厳寒期で雪原をバックに走っていましたが、3月に入り急速に雪が解け、今は「春の湿原号」と呼んでもおかしくないほど春の柔らかい日差しの中を走っています。

 3月18日に追っかけてきましたが、この日は、補機が付いていました。風が強い日でしたので、雑音が入っていますが、ご容赦ください。

 最初に釧路運輸車両所から出てくるところです。後部にオレンジ色のディーゼル機関車が付いていました。何かSLに不具合でもあったのでしょうか?ちょっと心配しましたが、何事もないように目の前を通過していきました。大丈夫なようです。

 

運輸車両所からお客さんの待つ釧路へゆっくりと向かう湿原号

 

 3月18日のダイヤ改正で釧網本線の細岡が、冬期間の営業をしなくなりました。営業するのは4月25日から11月30日までです。閉鎖された細岡を通過する湿原号です。汽笛がお互いに2回鳴りましたので、細岡から力行したのですね。

 

ログハウス風の細岡を通り過ぎる湿原号

 

 返しは標茶を出てすぐの所でカメラを構えました。ホテル・テレーノ汽仙近くにあるこ線橋のちょっと標茶寄りで、シラカバが並んでいましたので撮影してみました。SLとDLの重連もいいものです。線路の反対側は元の桜児童公園で、C11-171が保存されていた場所でした。24年前の12月、試運転の際にこの公園前にいったん停車してもらい、標茶町の園児、小学生による歓迎のイベントを実施しました。

 

標茶を出発して釧路を目指す湿原号

 

 塘路では網走行普通列車と交換するため10分と少し停車します。その時間をめがけて乗客のみなさんは、記念撮影をします。駅が最もにぎわう時間です。網走行が出発して間もなく、湿原号が塘路を出発します。

 

SLとDLは息をピッタリ合わせて塘路を出発

 

 最後は釧路川橋梁です。運転当初はたくさんあった雪もほぼほぼ解け、川面も春の雰囲気です。来年もぜひ、元気な姿を見せてほしいものです。

 

春の釧路川を渡る湿原号

 

 お知らせです。3月18日のダイヤ改正に合わせて、釧路新聞社で「釧路駅発着時刻表」を製作しました。釧路新聞の電子版からダウンロードできます。PCは右側の下、スマホ用も下の方に「釧路駅列車発着時刻表」のボタンがあります。クリックして昔ながらの時刻表を楽しんでください。

2023年3月18日改正釧路駅列車時刻表(軽)のサムネイル

※次回は4月3日ころ更新します。


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