テツ男社長のたわごと

サイクルトレインと花咲線の座席指定席

 8月27日と9月3日、東釧路駅を起点にサイクルトレインが運行しました。8月27日は花咲線、9月3日は釧網線でした。花咲線に乗りましたので、ご報告します。

H100の花咲線サイクルトレイン(8月27日 茶内駅)

 

 自転車を列車に乗せる際、特別な専用車でない限りは「輪行(りんこう)」が必須条件です。輪行は、自転車をある程度分解して袋に入れることです。分解したり組み立てたりすると手間がかかります。

 JR北海道では、各支社に新型のH100という新型気動車を配備しました。釧路支社に昨年やってきたH100は「観光列車風」で、テーブルが付いたり、座席のデザインもこれまでのH100と違いました。もう一つの特徴が自転車をそのままの状態で乗せることができることです。

 1両につき11台の自転車を収容できます。昨年秋、釧網線の釧路~摩周の間で実験をしましたが、今年は花咲線でも実施することになりました。

 集合解散は東釧路駅です。駅に隣接する生活協同組合コープさっぽろ貝塚店さまに協力をいただき、駐車場を確保できること、ホームにこ線橋がなく、自転車をスムーズにホームへ移動できることから東釧路駅が集合場所になりました。

 上級者コースは東釧路駅から浜中駅まで列車を利用し、浜中町内を約50㌔走行します。初心者コースは厚岸駅まで利用して約10キロのコースを走行し厚岸駅から戻ります。いずれもガイドやサポートカーが帯同するなど万全の体制で臨みました。採算性などの課題もありますが、列車の新たな利用方法として今後も注目したいですね。

釧路から来た2両のH100に自転車をそのまま乗せる参加者のみなさん(8月27日)

 

自転車はつり革とバンドで固定、大きな揺れや急ブレーキでも大丈夫(同)

 

浜中駅に到着し、自転車を下す参加者のみなさん(同)

 

自転車を列車から降ろして浜中駅を出発する参加者のみなさん(同)

 

浜中駅から霧多布岬、アゼチの岬、琵琶瀬展望台、霧多布湿原センターなどを回り茶内にある浜中町営軌道(1972年廃止)の保存車両も見学(同)

 

厚岸駅で出発を待つH100(同)

 

 

摩周駅から東釧路駅へ向かうH100釧網線サイクルトレイン(9月3日)

 

 

 

 花咲線といえば、8、9月に一部の列車を2両編成で、そのうち1両を座席指定者として運転しています。増結車両はキハ40の観光列車タイプ。釧路発8時21分の普通列車「地球探索号」と根室発11時3分の快速はなさきが2両編成で運転します。北海道らしい風景が広がる花咲線の車窓をキハ40からお楽しみください。指定席料金は530円、全国のみどりの窓口で販売しています。

別当賀駅を出発する快速はなさき

 

釧路川橋梁を渡る快速はなさき

 

※次回は9月18日ころに更新します。


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