テツ男社長のたわごと

踏切のお話

 4月15日に根室本線、東庶路信号場と庶路駅の間に恋問踏切が開通しました。北海道内では22年ぶりの新たな踏切です。物流の円滑化だけではなく、災害時の避難路としても期待されています。一方、読者の方から「廃止になった踏切の特集を」というリクエストがありました。さっそく釧路新聞社内の写真(昭和時代のプリント)をひっくり返しましたが、それほど出てきませんでした。

今回は、釧路、根室地域にある気になる名前の踏切と、今はもう存在しない踏切をご紹介します。

 

新設された恋問踏切

開通したばかりの恋問踏切を通過する釧路行H100普通列車

 

【気になる名前の現役踏切】

根室本線の音別駅前後にある浜恋踏切(上段)と川恋踏切(下段)

 

根室本線(花咲線)の厚床駅と根室駅の間にある農場踏切(上段)と墓地踏切(下段)

 

農業振興に尽力した方の名前が由来だと思われる釧網本線の東釧路駅と遠矢駅の間にある神(じん)踏切

 

明治期に標茶町にあった釧路集治監の囚人が作業にあたった峠の名前にちなんだ仮監峠踏切(釧路湿原駅~細岡駅)

 

馬力による植民軌道の久著呂線が走っていた釧網本線の軌道踏切(塘路駅の細岡方)

 

弟子屈町出身で詩人でありアイヌ文化研究家の更科源蔵さんにちなんだものでしょうか?釧網本線の更科踏切(磯分内駅~摩周駅)

 

摩周湖の山麓にある釧網本線の美留和駅近くの摩周登山道路踏切

 

【今は存在しない踏切】

今はこ線橋になった根室本線の釧路駅の新富士方にあった〝開かずの踏切〟北中踏切(1969年7月)

 

釧路市宝町にあった釧路操車場から国道38号線を渡り浜釧路駅に向かう貨物線(1988年4月)

 

釧路市浪花町にあったJR北海道の釧路車両所(旧国鉄釧路工場)へ向かう岐線踏切(1989年1月)

 

釧路臨港鉄道の千代ノ浦にあった道道の踏切付近で行われていたレール交換の準備(1967年4月)

 

釧路臨港鉄道の弁天ケ浜にあった踏切(1971年11月)

 

※次回は5月2日ころに更新します。


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