テツ男社長のたわごと

あるじゃん、特急。「おおぞら」

 JR北海道では4月から「重点訴求列車」として北海道内の特急列車をアピールして乗車率アップをめざしています。その第一弾の4、5月が、釧路と札幌を結ぶ特急「おおぞら」です。

 インターネット予約「えきねっと」で指定席を「特急 トクだ値1」を利用すると、通常では片道が特急料金と運賃合計で10,320円ですが、6,190円~9,280円(10~40%割引)で購入できます。しかも、予約は1カ月までから乗車前日までOKです。

 今回、もっとお得な「特急 トクだ値SP21」を設定しました。5月18日から5月31日の特急「おおぞら」を21日前までに「えきねっと」で申し込むと、55%割引の4,630円で乗車できます。

 ともに割引の座席数はある程度決まっていますので、早めに「えきねっと」で予約するとよいですね。

 そのほかにも特典がありますので、詳しくはJR北海道ホームページhttps://www.jrhokkaido.co.jp/の3月18日プレスリリースをご参照ください。

乗車率アップをめざすキハ261系特急「おおぞら」(厚内駅)

 

 さて、今回は特急「おおぞら」の歴史を振り返ります。まずはキハ82系「おおぞら」をご紹介します。キハ183系以降は、またの機会に・・・。なお、時刻のカッコ内は釧路~札幌間の最速列車の所要時間です。

 特急「おおぞら」が誕生したのは1961年10月1日のダイヤ改正でした。北海道の大きな空をイメージした愛称でしたが、この時の運転区間は函館~札幌~旭川で、新型のキハ82系10両編成でした。

 釧路まで「おおぞら」が延長になったのは翌年1962年10月1日のダイヤ改正です。キハ82系11両編成で、1号車から6号車が函館~釧路、7号車から11号車が函館~旭川でした。列車時刻は下記の通りです。

「おおぞら」 釧路13:00→19:27札幌19:30→函館24:00

         函館4:55→9:25札幌9:28→釧路15:51 (札幌~釧路 6時間23分)

1962年10月から特急〝おおぞら〟が登場(釧路鉄道管理局史=1972年10月14日発行より)

 

 東海道新幹線が開業した1964年10月1日のダイヤ改正では、9月まで東京~名古屋間の特急の愛称だった「おおとり」が、函館~釧路・網走を走ることになりました。時刻は次の通りです。

「おおぞら」 釧路13:20→19:26札幌19:30→函館24:00

         函館4:55→9:25札幌9:29→釧路15:25 (札幌~釧路 5時間56分)

「おおとり」 釧路7:20→13:35札幌13:40→函館18:10

         函館10:40→15:15札幌15:20→釧路21:15 (札幌~釧路 5時間55分)

交通公社の時刻表(1964年10月号)掲載の「おおぞら」「おおとり」編成

 

 1967年3月1日のダイヤ改正で「おおぞら」の旭川編成が山線回りの特急「北海」に姿を変え、釧路編成が単独運転となりました。編成は1号車から5号車が函館~札幌、6号車から12号車までが函館~釧路でした。

 

 翌年のヨンサントウ(1968年10月1日)ダイヤ改正から「おおぞら」は函館~札幌が1号車から3号車、函館~釧路が4号車から12号車までに変更しました。時刻は次の通りです。

「おおぞら」 釧路14:00→19:45札幌19:50→函館0:10 (釧路~札幌 5時間45分)

         函館4:40→8:55札幌9:00→釧路14:51

「おおとり」 釧路9:00→15:55札幌16:00→函館19:25

         函館11:35→9:06札幌9:10→釧路22:00

交通公社の時刻表(1968年10月号)掲載の「おおぞら」「おおとり」編成

 

  1970年10月1日のダイヤ改正で、「おおとり」が独立したことで「おおぞら」は函館~釧路で2往復体制となり、最大13両編成の堂々たる姿になりました。

 

 1972年3月15日のダイヤ改正は、東海道新幹線が岡山まで延長されました。人気の「おおぞら」は3往復に増強されます。運転時刻は次の通りです。以降、キハ183系が登場するまで、キハ82系の活躍が続きます。

〇上り

  1号 釧路6:40→12:20札幌12:25→函館16:40 滝川で旭川編成と連結 (釧路~札幌 5時間40分)

  2号 釧路9:10→15:00札幌15:05→函館19:30

  3号 釧路14:20→20:00札幌20:05→函館0:20 (釧路~札幌 5時間40分)

 

〇下り

  1号 函館4:45→8:55札幌9:00→釧路14:55

  2号 函館9:35→13:45札幌13:50→釧路19:45 滝川で旭川編成と分割

  3号 函館11:40→15:48札幌15:55→釧路21:47

交通公社の時刻表(1972年3月号)掲載の「おおぞら」編成

 

懐かしいキハ82系の写真です。

キハ82系特急「おおぞら」が古瀬信号場を通過

 

キハ82系「おおぞら」の普通車

 

1970年代の転勤シーズンは82系「おおぞら」を見送りする人たちでホームが混雑していた釧路駅

 

特急の食堂車と青函連絡船の船内食堂のメニュー(1975年)

 

 

★北海道鉄道OB会釧路支部の鉄道グッズ展示室のオープン日は下記の通りです。くしろ湿原ノロッコ号乗車の際にはぜひお立ち寄りください。入場無料です。

 

※次回は4月20日ころ更新します。

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