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「知床ねむろ北太平洋シーニックバイウェイ」本ルートに認定

 【根室・釧路】根室、釧路管内1市7町の“道、、で構成される「知床ねむろ北太平洋シーニックバイウェイ」が22日、候補ルートから本ルートに認定された。審査員の高評価を受けての認定で、世界自然遺産と五つのラムサール条約登録湿地を抱えるなど、世界に認められた自然の保全と活用を実践する、同ルート運営代表者会議の遠藤修一代表(大地みらい信金理事長)は「釧路、根室地域のより一層の地域活性化に寄与したい」とのコメントを発表した。(山本繁寿)シーニックバイウェイは、地域と企業、行政が連携し、個性的な観光空間づくりを目指す取り組みで「知床ねむろ北太平洋」ルートは2019年9月に候補ルートとなり、22日の第20回シーニックバイウェイ北海道推進協議会で本指定された。道内14番目、根釧地区では06年登録の釧路湿原・阿寒・摩周ルートに次ぎ2カ所目。

 同ルートは、根室管内の根室市、別海町、中標津町、標津町、羅臼町と釧路管内の釧路町、厚岸町、浜中町にまたがるルートで、代表者会議は「世界中のトラベラーを癒やす、最果ての自然と美食の絶景海道」とし、チーズ工房チカプの菊池芙美子さんデザインによるひと筆書きのオリジナルロゴマークやパンフレットを作製、本指定を目指していた。

 協議会では審査員から「国内をはじめ諸外国からの訪問客に対し、深い感銘を持たれる極めてユニークで質の高い優位性を持っている。知られていない部分をアピールすることで、さらに深化の可能性が感じられる」「世界中のトラベラーをというテーマを英文にして、世界ブランド化を図るべき」などと評価を受けた。

 伊藤泰通事務局長は将来的な根室半島の国定公園化にも期待を寄せつつ「根室、釧路地方の海岸線、そして知床、ラムサール湿地を結んで観光、環境に配慮していることが評価を受けた。ルート地域はもちろん、他地域との結び付きを深めながら、さらにアピールしていきたい」と喜んでいる。

 登録情報は鈴木貴子衆院議員、鈴木宗男参院議員から釧路新聞根室支社にも寄せられた。

[写真/候補ルートとなった際の運営代表者会議メンバーら(2019年9月)]


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