教育・学校釧路市

桜が丘小で木原さんコンサート

  釧路市立桜が丘小学校(土居慎也校長、児童数231人)で22日、釧路出身のジャズピアニストで作曲・編曲家の木原健太郎さん(2022年度釧新郷土芸術賞受賞者)を招いたクリスマスコンサートが開かれた。児童たちはクリスマスにちなんだ曲やジャズ風にアレンジされた同校校歌など、12曲の演奏を楽しんだ。(嶋守善一)

 同校で木原さんの演奏会が行われるのは今回が初めて。コロナ禍でバザーなどの行事が出来ないことから、子供たちのためにと同校PTA(佐藤淳会長)が木原さんに依頼し実現した。

 この日は、低学年と高学年の部に分かれ、体育館で実施。このうち低学年(1~3年生、109人)の部で、木原さんはジャズ風の「きよしこの夜」から演奏をスタート。自己紹介やジャズ音楽の説明の後、雪が静かに降り積もる光景をイメージしアレンジした同校校歌を披露。童謡「ちょうちょう(蝶々)」の演奏では児童が手拍子で参加し、会場が一体となり盛り上がった。

 「ミッキーマウスマーチ」など5曲のディズニーメドレーに続き、木原さん制作の合唱曲「いい日にしようね」と「勇気の鍵」の披露では、周囲に感謝の気持ちを持っていい日にすることや、困難な事でも挑戦する勇気を持ってほしいとの思いを込めたと紹介。児童たちは演奏と歌唱に聞き入っていた。

 参加した横山緋獅君(3年)は「演奏しながら歌うのはすごいと思った。自分もピアノを習っているので挑戦してみたい」と笑顔。佐藤会長は「1年間にわたって準備を進めてきたので、子供たちが喜んでくれてうれしい」と話していた。

[写真/「ちょうちょう」の演奏で子供たちの拍手に応える木原さん]


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