地域活動釧路市

五輪選手の技披露 亀山さん体操指導

  2020年東京五輪の体操男子種目別「あん馬」競技で5位に入賞し、今年引退を表明した元体操選手の亀山耕平さん(33)が22日に来釧し、市内の2施設で体操指導などを行った。 亀山さんは仙台市生まれで、2013年世界選手権の男子あん馬で金メダルを獲得したほか、19年のFIG種目別ワールドカップ・バクー大会で優勝するなどし、東京五輪に出場。今年6月に開催された全日本種目別選手権で引退セレモニーが行われた。

  この日亀山さんは、仙台大時代に同じ体操部に所属していた天野裕章さんが代表を務める「U.TEN(ユーテン)」が運営する児童発達支援・放課後等デイサービス施設「スリール」(末広町7)と「リュミエール」(大町2)を訪問。施設に通う幼稚園児から高校生の子供たちに、前転の仕方やトランポリンのこつを伝授したほか、あん馬の技を披露。子供たちから「すごい」「格好いい」などと歓声が上がっていた。

 亀山さんは「体操はもちろん、どんなことでも面白いと思って挑戦することが重要。大人になってからでも大事なことなので、覚えておいてほしい」とアドバイスした。

 日本体育大学附属高等支援学校(網走市)に通い、現在帰省中という野呂澄人さん(17)は「オリンピック選手の技を目の前で見れて感動した。とても良い経験になった」と笑顔を見せていた。 (森崎博史)
[写真/子供たちにあん馬の技を披露する亀山さん]


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