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漁船出火し沈没 乗組員救助、搬送
【白糠】22日午前1時ごろ、白糠沖で白糠漁協所属の漁船「瑞進丸」(9・7㌧)から出火し、「乗組員4人を僚船で救助した」と、同漁協から118番通報があった。この火災で、船長の井嶋修次さん(45)と40代の男性乗組員が気道熱傷の疑い、20代の男性乗組員2人が経過観察のため、釧路市内の病院に入院した。命に別条はない。
同海保によると、現場は白糠漁港から南に約1・8㌔の海域。瑞進丸は、たこ空釣り漁のため同日午前0時30~45分ごろ、9隻の漁船とともに同漁港を出港。南の漁場に向け航行中だったところ、何らかの原因で出火。近くの僚船が救助活動を行い、同船を海上に残したまま帰港した。
通報後、釧路海保所属の巡視船「えりも」と巡視艇「あさかぜ」が現場に急行し消火活動を行ったが、同5時13分、同港から南に5・5㌔付近の海域で沈没した。同海保で火災の詳しい原因を調べている。
[写真/海上で燃え上がる「瑞進丸」(釧路海上保安部提供)]
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